あなたがメディアに送ったプレスリリース。すべて記者に見てもらえていると思っていませんか?
実はそのメール送付したプレスリリースの既読率の平均は、

たった25%

一般的に4通に1通しかメディアに読まれていないのが現状です。

あなたが興味のないメルマガをゴミ箱に捨てるように、プレスリリースのメールも開かれないままとなっています。しかし既読率をデータとしてとらえ、データに基づいた広報活動を取り入れると、大きく改善する可能性を秘めています。

実際に改善できた事例も含めて、この記事では広報活動にデータを取り入れることの重要性をお伝えしていきます。

 

広報活動にデータマーケティングのツールを取り入れると?

まずは一般的にデータマーケティングではどんな数字をデータで管理しているのか、どんなツールがあるのかを紹介します。
・商談率
・成約率
・クリック率
・キャンセル率(離脱率)

これらはいずれもデータ化できます。つまりアポイントメントの段階から成約、さらには離脱されるまで、顧客との関係性はすべてデータで可視化できます。そのデータ(数字)を管理するためのツールが以下です。
・CRM(Customer Relationship Management/顧客関係管理)
・SFA(Sales Force Automation/営業支援システム)
・MA(Marketing Automation)

有名なところだと、「Sales Force」「b-dash」などがありますが、いずれも顧客と自社サービスの関係をデータで管理するのをサポートしてくれるツールです。これらのツールは営業活動やマーケティング活動への導入は進んでおり、今ではデータで関係性を可視化した上で、戦略的に次の活動を決定するのが一般的になっています。

この中で広報活動に使えるツールは?というと「CRM(顧客関係管理)」で、メディアを顧客ととらえることでCRM的に管理できます。

 

既読率が変わると掲載数も変わる!?

ここまで既読率の平均が25%であること、広報もデータで管理できるということをお伝えしてきましたが、実際に広報にデータを取り入れるとなにが変わるの?と思いますよね。ここからは当社のリリース配信サービス「Digital PR Platform」の既読率分析機能「メディアCRM」で見える傾向をいくつか紹介していきます。

広報にCRMデータを取り入れた結果、既読率と掲載数が向上した企業さんの実例をお見せします。まずは以下の図をご覧ください。

こちらはDigital PR Platformをご利用いただいている企業の実際の数字です。この企業さんは、2018年5月に10.5%だった既読率をもとに、プレスリリースの改善に取り組まれた結果、4か月後の2018年9月には27.6%になりました。

ここで注目いただきたいのは、掲載数です。

既読率が10.5%だった5月には71.6件だった掲載数が、改善後には104.1件へと増加。この結果から、既読率の改善に取り組むと掲載数も増加する傾向にあることがわかりますね。

広報活動にデータマーケティングの考え方を取り入れ、メディアをデータで管理し、既読率という指標で改善をすることによって、効果測定の1つである掲載数アップにもつながります。参考までに読まれるプレスリリースのタイトルのつけ方については、別途記事でまとめていますので、あわせてご覧ください。

#コラム いますぐ実践!基本のキ Webで読まれるプレスリリースの書き方【タイトル編】

 

メディアによって既読率は違う

プレスリリースの既読率は、もちろんどんなメディアに送っているかによっても異なります。

例えば、自動車業界を担当するメディアに、食品業界のプレスリリースを送っても読んではもらえません。同じ食関連でも、飲食店経営者向けのメディアに、小売店で販売されるお菓子の新商品に関するプレスリリースを送っても、読まれる可能性は限りなく低いです。

過去に取材してもらったことがある記者でも、すでに異動して担当が変わっていることを知らずにプレスリリースを送り続けたところで、読まれずゴミ箱行きとなるだけです。これは興味関心や取材対象の範囲が異なるからです。

このメディアの興味関心は送りっぱなしのプレスリリースではわかりません。これをプレスリリースの既読率という観点からデータを活用すると、どんなプレスリリースに興味関心を持っているのかを分析できます。

既読率の高いメディアは、あなたの企業への興味関心が高いと推測できます。日常的にあなたのプレスリリースに目を通してくれているため、個別アプローチをした場合の確度は高まると考えられます。

対して既読率の低いメディアは、あなたのプレスリリースへの興味が高くはないことを示しています。この場合に次にやるべきことは「メディアリストの改善」。メディアリストのミスマッチを排除し、より精度の高いメディアリストに改善していくことが重要となります。

 

広報活動をCRMデータで分析・改善しよう

このようにプレスリリースの既読率というデータ1つから、以下の改善が可能になります。
・企画の切り口
・プレスリリースの書き方
・メディアリストの修正
・アプローチメディアの選定

これらのデータをもとにした広報活動はノウハウとして蓄積され、広報担当者だけでなく、広報部自体の財産となります。広報活動にもデータ分析を取り入れてやっていきましょう。